これまでに当方まで寄せられたご意見につきまして、同一の趣旨(内容)毎に纏めさせて頂きました。

慣らし保育と職場復帰期限が迫る大変な時期に、沢山のご意見を賜り改めて御礼申し上げます。

頂いたメールは全て印刷し、こちらを元に理事者と話し合いをさせて頂きました。

下記の内容につきましては「欲しかった回答では無い」と思われる方もいるかもしれません。

頂いたメールの中でも、江東区へのクレームとも捉えられる意見を多く頂戴しました。

子を想う保護者の気持ちは痛いほど分かります。しかし、ここで感情をぶつけても話し合いは前進しません。

「江東区は区民の安全を第一に判断を下しているかどうか、YES or NO」という論点に対し、

「不安だ」「イラつく」「心配だ」「とにかくやれ」といった感情や一方的な主張は論拠とはなり得ません。

区の下した判断に対して、こちらから根拠のある対案を提案することで議論を前に進めることができます。

また、初めて保育園を利用される方、初めて子どもと日中離れる事になる方は特に不安を感じられる事は重々承知しております。

(私も去年初めて子どもを預ける時も、漠然と不安で仕方がありませんでした。)

この不安は初めは誰にでもある事で、園や保育士さん、既に子どもを保育園に通わせている先輩保護者とのコミュニケーションで解決する事ができます。

以下、意見の纏めと見解をそれぞれ記載しています。

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<江東区が公表している見解に対するもの>

*そもそも育児休業延長の大前提は内閣府からの通知・発令によるものではないのか、江東区からの発表に内閣府からの発令については触れていないのは何故か。

「在園児が自主的な登園自粛等により、2ヶ月以上登園しない場合については、ご事情を踏まえて退園としません。」という文章について、復職後に2ヶ月以上登園させずに自宅保育する事が現実的なのかどうか。

*待機児童解消・公平性よりも「感染拡大防止」「防疫」という観点から判断して欲しい

*江東区は「待機児童との公平性」を主張しているが、本来入園できなかった子供が入園できるのは「公平性に欠ける」のでは

*「何が誰にとっての公平性であるのか?」は、主管である保育課のみの判断ではなく、区長や危機管理課・福祉部署とも協力し総合的に判断をするべき

*他区では育休延長が認められているのに、何故江東区だけ対応できないのか?

→内閣府からの発令については、FAQ上の例示として自治体判断で構わないものである事を踏まえた上で対応が「考えられます」と記載されており、通知・発令は行われていない事が確認できます。

(参照:https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/pdf/shisetsu/200304-f.pdf

内閣府からの事務連絡であり、あくまでも柔軟に対応する様に呼びかけているのみで、拘束力はありません。

この点について、今後国や都が方針を変えることも考えられますので注視して参ります。

また、「感染拡大防止」「防疫」という観点はご尤もで、これについては保育課のみならず他の部署との連携により判断を検証する必要があるかと思います。

保護者達から「なぜ江東区だけ認めないの?」というご意見も多く頂戴しましたが、それぞれの区で認可保育園の運用や選考に関するルールが異なる為、各区はそれに沿った対応を行っているというのが個人的な見解です。

他区においては、定める延長期日を越えたらどの様な対応をするのかが気になります。

<施設・乳幼児・保護者の安全性に関するもの>

*保育園が安全かどうかわからない、いわゆる「三密」の空間であるのではないか

*保育園におけるマスク類の対策はできているのか?十分に確保できているのか?看護師の配置や医療機関との連携はどうか?

*免疫の低い乳幼児の集団保育、1歳児未満の重症化率について考慮すべき

*江東区では認可保育園で新型コロナウイルス感染者が出た事もあり、不安である

*子どもが登園しない事により保育士と在園児の安全が確保できる、園の密集度が下がるのでは

*保育の現場は子どもが減ることを望んでいるはず、園からの進言はないのか

*保護者の中には妊娠中・疾患を持っている方もいる。

*保育課は「保育所は環境を整えている」としているが、親が会社に出なくてはならない事についてはどう考えているのか

→保育園は感染症対策も含めて基準の中で運営されており、保育士も当然研修や指導を受けています。

それでも安全性を証明して安心したい保護者の気持ちも分かりますし、責任問題になってしまうので区として100%安全だと断言できない難しさも理解しています。

保育園の安全性に関する議論に答えはなく、現ルール同様不安に思う方は登園を自粛して頂く他ありません。

個人的には、保育園が本当に「三密」の空間だったら、別の感染症も含め既に蔓延してると思います。

また、乳幼児へのコロナウイルス感染に関しては諸外国における事例をご紹介下さった方もいます。

これについては現時点で江東区保育課が判断できるものでなく、区はあくまでも需要に対応する為に保育園を運用するものです。

然し乍らこの数日で1歳児未満への感染と重症化が確認されたり、感染の威力を軽視する事はできません。

総合的な判断を求める様、江東区に申し入れを行わせて頂きました。

<保育園の選考や現時点でのルールに関するもの>

*認可保育園への内定を辞退された人にー2点の減点を無くすのではなく5点の加点を与えて欲しい

*在園児との平等の為、休んだ分だけ日割り計算して利用料を返還して下さい

*育休延長している間、有期で待機児童を預かるべき

*内定辞退した場合も引き続き保育の必要性が無くなる訳ではないので、待機児童数解決には繋がらないのではないか

*数ヶ月前とは状況が異なるので、既に認可保育園における内定辞退者に対する考慮は必要ない

→江東区では本来選考(加点)ルールが変わる前に約2年かけて周知を行う為、辞退者の減点を無くす判断は異例だと言えます。

実際に「辞退による減点を無くして欲しい」という声を受け、いざ無くして見ると

「辞退者が増え、減点も無くなる事で来年の入園倍率が更に高くなった。」という保護者から批判の声も上がっています。

また、日割り計算に関しては、保育園運営の性質と保育士への給与保障を考慮すると難しいかと思います。

(既に登園自粛をしている方に対しても、利用料の返還等を行っていません。)

期間限定で待機児童を預かっても、その期間、終了後の転園先の保証をしなければなりません。

「ウチが良ければ他の人の事は知った事ではない」という意見については、

それこそ公平性に欠ける為、申し訳ないですが考察いたしかねます。

<育児休業に関するもの>

*会社としては「自治体が認める場合は育休延長を認める」と言っている、会社都合による復職時期の延期が認められない理由とは

*保護者の中には妊娠中・疾患を持っている方もいる。在宅ワークも認められておらず、この状況下で通勤ができない為に仕事を辞めさせられるかもしれない

*育休延長を認めれば動かなくていい人をわざわざ動かす事が理解できない

*育休延長という仕組みを利用して登園自粛がしたい、育休延長する事です外出自粛を選択できる

→育児休業や会社都合によって不当に解雇されたり、働く人の安全が脅かされる様な問題に対しては、別途相談窓口をご案内させて下さい。

育児休業、通勤に関する規定については、先ずは企業側と交渉する必要があるかと思います。

労働環境の相談については、昨晩4月1日に放送されたTBSラジオ『荻上チキ・Session-22』にて取上げられた

新型コロナウイルスで労働相談」が参考になりましたので、宜しければご参考になさって下さい。

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これらの意見を踏まえて、本日江東区長宛に申し入れ(請願書提出)を行いました。

請願・申し入れの内容については下記の通りです。

その際、ご対応頂いた副区長とも本件について話し合う事ができました。

「区民の安全を最優先に、新型コロナウイルスの感染拡大を短期間に治める」事が互いの共通認識であり、

江東区はその状況に応じて対応を審議する旨を確認して参りました。

要望を簡潔に纏めた請願書は区長に、全てのご意見(メール)は保育課に、其々提出させて頂きます。

また動きがありましたら改めてご報告させて頂きます。

引き続き宜しくお願い致します。

さんのへ あや

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