地方自治体の議員になると、大体は常任委員会と特別委員会のそれぞれに配属する事になります。

(私は現在厚生委員会とオリンピック・パラリンピック推進特別委員会に所属しております。)

その他にも、必要の都度定められる「付属機関等の委員」としてのポジションが会派ごとに割り振られます。

私は残った選択肢の中で「奨学資金貸付審査会」という所に所属しました。

奨学資金貸付事業は、江東区で60年以上(!)も続いており、

経済的理由により修学困難な区内在住の中学校3年生・義務教育学校9年生を対象とするものです。

年々申込者は減っているとの事ですが、現状に見合った条件で貸付が行われているのか、

全ての人に平等に貸付事業が遂行されているのかを確認したいと思った次第です。

無所属議員としてこの1つしか選択できませんでしたが、

大きい会派だと1人の議員がいくつか委員を掛け持ちしている事もあります。

(江東区議会議員がどこの委員として所属しているかについてはページの下部をご覧ください。)

先月10月17日に第一回目の奨学資金貸付審査会が開催されるとの事で

深川スポーツセンターにて行われた特別支援学級の連合運動会に出席した後に

急いで江東区役所に戻り審査会に参加して参りました。

席に着くと、卓上に封書が。開けてみると・・・

なんと報酬明細でした。

以前から取り上げている費用弁償同様に、委員会や審査会は仕事であり議員として参加して当然です。

参加する度に発生する報酬は明らかな重複報酬と考えます。

更に、他の委員会では「費用弁償=3000円/1日」という金額ですが、この審査会では7,000円の報酬が発生。

この報酬が議員にとって支払われる必要があるものだとしても、根拠となる金額が不明瞭で納得できません。

実は、議員になる以前、社会福祉士として区内で活動していた際に障害者福祉・障害者福祉計画の策定に

区民委員として携わっておりましたが、ここでも報酬の金額は日額7,000円でした。

早くて20分程度で終わってしまう会議には見合わない金額だと感じた為、受け取り拒否の申し出を行なったことがあります。

(結婚して口座名義が変わったので、その振込先変更手続きを行うのが面倒であったという事も理由の一つですが…)

私に支払われなくなった報酬は寄付に回して下さいとお願いしましたが、

「そんなわけには行きませんので」と却下された経緯があります。

結局自分でお金は寄付しましたが…って、今とやっている事が殆ど変わらない!

話は戻りますが、初回の奨学資金貸付審査会自体は1時間も掛からず終了。

審査会中に質問をしたのは私だけでした。

質問内容…奨学金の返済の際連絡が取れなくなる際は弁護士を通じて法的手段で対応する事になっているのですが、

奨学金の案内パンフレットにはその様な対応をとる事について触れられていませんでしたので

抑止力としても事前に記載して周知すべきと考えその事について伺いました。

他の付属機関委員における報酬はどうなっているのか調査して参りましたので、下記ご参照下さい。

そもそも議員が参加できる会は限られていますが、"無償"で参加している実態は見当たりませんでした。

江東区議会における平成31年(令和元年)度の所属議員については下記の通りです。

上の表と照らし合わせると、「表彰審査会」「都市開発公社評議委員会」「文化コミュニティ財団評議委員会」「健康スポーツ公社評議委員会」がなかったので別途事務局に確認しましたが、報酬は同様に発生しているとの事でした。

現時点で考えられる対処としてベストな方法は、これらの報酬を規定する条例のうち“議員”を対象外とする事だと考えておりますが、議員提出議案として重複報酬を禁ずる条例が制定された他の自治体についても参考にしたいと思います。

(こういった取り組みは特別区以外の市区町村から学ぶべき事が多いです。)

《参考/現行条例の条文
 (重複給与の禁止)
第6条 市長、助役及び収入役が他の特別職の職を兼ねるとき並びに一般職に属する常勤の職員が特別職の職を兼ねるときは、その兼ねる特別職の職員として受けるべき報酬は支給しない。

費用弁償について議員全員宛に意見書を提出した所、とある会派に所属する方から

「同意なので私も費用弁償は寄付に回す」とコメントを頂いたのですが

この報酬についても同じ様な感覚を持って下さっている事を切に願います。

無償なら未だしも、政治的な背景を持つ議員やそのOBを公平性が求められる筈の選挙管理委員会・教育委員会・監査委員会に属させ、その都度報酬を与える事にも疑念を感じます。

既に当方へ振り込まれた報酬については、費用弁償同様に寄付に回させて頂きます。

不公平・不平等を無くす、子どもにツケを回さない立場から、引き続き

「費用弁償を無くす」「重複報酬を無くす」「天下り反対」の取り組みについても強かに活動して参ります。

さんのへ あや

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