2021年(令和3年)6月18日 文教委員会

◯さんのへあや委員
 先ほど、豊洲幼稚園の3歳児保育のところで、年度途中でやめられた方もおられるという、空きが出たとお話があったかと思うんですけれども、この理由だったりとか、具体的な転園後の先とかというのは把握されておりますでしょうか。

◯学務課長
 今、さんのへ委員のお尋ねで、年度途中の退園というようなお話でしたが、実際には、抽せんで決まった後に辞退をされた方が多くて、4月当初に空きが出ているという状況でございます。理由につきましては、基本的には保育園が決まったのでといったことが最も多く、その次に、私立幼稚園のほうに決まりましたというところで、ほかの施設のほうに入園が決定したというのが基本的には辞退の理由になっております。
 以上でございます。

◯さんのへあや委員
 ありがとうございます。私自身、3歳児をちょうど育てる親としての個人的な意見もあるんですけれども、やはり保育園にするのか幼稚園にするのかというのは非常に悩むところでありまして、私自身も、区立の幼稚園に通っていたこともあり、就学前に教育を受けられるということで、3歳児保育をぜひ利用したいという親は、私も含めて周りにたくさんいるという認識でいます。ただ、現実的に、保育園ではなくて幼稚園に通わせるということには働く親にとってはハードルがありまして、この文教委員会で協議できることではないんですけれども、例えば保育園じゃなくて幼稚園に、3歳児保育に通わせるとなったときに、いざ例えばこどもが体調を崩してしまったというときは、もし保育園に通わせていれば、江東区が運営している病児保育が利用できたりとか、そういったことができるんですけれども、ただ幼稚園になってしまうと、3歳児預かり保育を利用する際に、就労の有無というところは確認はされるんですけれども、実際に幼稚園に入ってしまうと、病児保育というのは利用できなくなってしまう、対象外になってしまうということですとか、本当に些細なことなんですけれども、働く親が3歳児保育を受けさせたいんだよね、でもちょっと難しいんだよねと思う場面が多々要素としてはあると思いますので、そういったハードルというところを考慮していただいて、少しずつ選択肢として、両親共働きでも通わせることができるんだよという、その要素というところをしっかりとニーズも踏まえて見ていただきたいなというところで、以上、要望とさせていただきます。

◯さんのへあや委員
 ちょっと確認させていただきたいんですが、前回の文教委員会で報告された学校選択制度の進捗状況では、辰巳中学校の補欠残数は5名と伺っています。後ほど多分、報告が改めてあると思うんですけれども、ここから変更点がもしあれば教えていただけますでしょうか。

◯学務課長
 令和3年度、新1年生の学校選択制度の辰巳中の結果でございますけれども、前回の委員会で報告させていただいた5人という補欠残の数字で間違いございません。変更ございませんので、よろしくお願いいたします。

◯さんのへあや委員
 ありがとうございます。学校選択制というところとちょっと視点がずれてしまうかもしれないんですが、湾岸地域って非常に大型車両が多く通る道がありまして、学区域ですとか住宅街と隣接しているという特徴もあり、小学校も中学校も安全に通学できるかという視点でも、適切な学区域、その収容対策というところも含めて検討する必要があるのかなと考えています。
 陳情者の方もそうだと思うんですけれども、住所が辰巳小中の学区域外であったとしても、車の通らない、また傾斜が少ない辰巳桜橋などを使用して通学が可能となることから、かなり利便性と安全性は高いのかなというふうに捉えています。なので、こういった様々な事情を鑑みた上での学校制度の検討というところを行っていくべきなのかなと考えています。
 以上、要望です。

◯さんのへあや委員
 現時点で、感染症に対する不安、例えば御家族や自身に基礎疾患があるなどの理由で自主的に登校を控えている、もしくは自主休校している児童・生徒が江東区立小中学校においてどれだけいるのかどうか、把握されていたらその人数をお示しください。

◯指導室長
 今お尋ねの、コロナ感染の不安等から登校していない児童・生徒のお尋ねですけれども、4月から、コロナ感染の不安から全く登校を控えている、全て欠席というか、出席停止となっている児童・生徒は6名おりまして、あとは数日から30日程度登校を控えた児童・生徒も含めると、全体では約30名ほどになります。
 以上でございます。

◯さんのへあや委員
 ありがとうございます。追加での質問になるんですけれども、この自主休校されている生徒に対してオンラインでの学習支援を行っていると。こちらの定義なんですけれども、陳情者の方は、授業のライブ配信ということを望まれているんですが、スタディサプリや教材などを利用して各個人で授業を進めるというのが江東区が今行っているオンライン授業の定義なのか、この陳情者の方の依頼のように、授業のライブ配信という形で学習支援を行っているのかどうか、この現状をお聞かせください。

◯指導室長
 スタディサプリ等を活用しているのか、それともライブ配信をしているのかというようなことですけども、各児童・生徒の実態に応じてその状況は変わると思いますが、先ほどもお話ししましたとおり、4月から1人1台の情報端末が配備されていますので、ライブ配信ということは可能になっております。また、臨時休校の際には、実際にライブ配信を行いまして授業を行っておりますので、こういった児童・生徒に対しても対応はできると考えております。
 以上でございます。

◯さんのへあや委員
 このコロナ禍において、生理の貧困が話題となって、様々な自治体や民間施設において生理用品を無償で配布、配置する取組が進められているかと思います。
 本区では、今年の4月5日より、防災備蓄用生理用品の配布を男女共同参画推進センター並びに社会福祉協議会にて実施されています。昨日の時点での配布状況を参考までに伺ったところ、男女共同参画推進センターでは、108パック中29パックが配布済み、社会福祉協議会では、72パック中33パックが配布済みという状況でした。いずれも30代から40代の女性が御本人、あるいはもしかしたらお子さん用に引き取られているのかもしれないという推測が立てられています。
 そもそも江東区のこのような取組は、生理用品とともに、支援先、相談先などの一覧の配布を行うことで、生理の貧困の背景にある女性の経済的課題への支援というところを目的としています。
 陳情の趣旨である小中学校の女子トイレ個室に生理用品を配置するということが、生理用品を入手することができない、あるいは親からもらえないというところのこどもを取り巻く虐待や貧困問題の本当の解決となるのか、そこの点を慎重に協議する必要があるかなというふうに捉えています。
 一方で、地方自治体の責務として、児童福祉法第2条第3項に明記してあるように、地方公共団体は児童の保護者とともに児童を心身ともに健やかに育成する責任を負うと。つまり、保護者の子育てを支える区の責務をいかに考えるかという点についても協議する必要があるのかなと考えています。
 現状を確認させていただきたいんですけれども、こういった視点を踏まえて、生理用品が買えない、買ってくれない、使い方や処理を教えてくれない親、保護者がいたときに、学校としていかにフォローしているのか。実際に把握されていて、どう対応しているのかというところの事例がもしあれば教えてください。もし、この場での回答が難しければ、次回でも大丈夫です。

◯学務課長
 生理用品の設置に係る現状の把握と今後の検討に資するため、全ての小中学校、義務教育学校に対して、生理用品の渡し方に関する調査を本年5月に実施済みでございます。その中で、今お尋ねのようなケースは、数はそれほど多くはありませんが、先ほど山本委員からの御発言にもありました、父子家庭において、こどもが初経を迎えたことを父親が把握していないといったようなケースが散見されました。その場合、こども自身が話しづらい内容を、養護教諭のほうから保護者に伝えたりといったような取組は実際に行われております。
 以上でございます。

◯さんのへあや委員
 先ほどの赤羽目委員の意見の中で、委員会の所管事項ではないからオリンピックやパラリンピック観戦、こどもたちの観戦についてはここでは協議しないというところで私も納得したんですけれども、1点だけ。区民の方、保護者の方が不安に感じて、江東区に対して問い合わせたときに、その返信というのが教育委員会の指導室長名義で届いたと。これって、この観戦に関しては教育委員会で所管はしているけれども、ここでは協議はしないという理解でよろしいですか。

◯委員長
 これは私から見解を述べさせていただくと、多分議長の下で、この陳情に対してどこの委員会に付託をするのかというのを決めた上で、議会運営委員会で諮っているわけですね。だから、そのときに、例えば皆さんの会派のほうから、ないしは申入れのところで、これは分割にしてやっていただきたいとか、そういった申入れを当然していただければ、こちらでも話すことはできるんですけども、その場で決まっちゃっているので、私、委員長とすれば、この場で協議をするということは、後で議長ないし、こちらに副議長もいらっしゃいますけど、注意を受けることになってしまいますので、私とすれば、あの場で言っていただければ何とかしようもありましたけど、今現状で言うと、この場でその件に関して理事者の皆さんからお答えをいただくということはちょっと致しかねるところがあります。すみません。

◯さんのへあや委員
 ありがとうございます。私自身、無所属議員で議会運営委員会のメンバーにはなれないので、ちょっとそういった協議には入れなかったので、念のため確認とさせていただきました。
 以上です。

◯さんのへあや委員
 すみません、参考までに教えていただきたいんですけれども、この江東区連携グループ一覧の中で、保育園の中に、企業主導型の保育園というところが対象には入っていないのかなというふうに感じているんですが、これ何か、管轄がちょっと違うので御存じなかったら恐縮なんですが、もし知っていたら状況を教えていただけますでしょうか。
 企業主導型保育園、ゼロ歳から5歳まで受入れが可能な企業主導型の保育園というのが地域にあるんですけれども、見ている限りですと、この保育園の種別の中にそれが入っていなくて、これはもともと国が示している対象の中にそもそも入っていないのか、江東区が、企業主導型保育園はこのプログラムには入らないという判断をしているのか、もし御存じでしたらお願いします。

◯地域教育課長
 企業主導型の保育園につきましては、基本的に大前提として、待機児解消ということで国が新たにつくったカテゴリーです。企業主導型の保育園に入れるのは、そこにお勤めになっている方が、ある部分定員枠があって、さらに地域枠という部分であると思うんですね。地域枠については、やはり居住している方なんかがあるのでそこの学校に行かれますけれども、それ以外の企業の枠ということになると、江東区の学校じゃないところに行かれることになりますので、その辺はまだ想定している中では、これをつくったときにはなかったと思う新たなカテゴリーですので、今後、企業主導型の中の地域枠については、やはりここの中でのみ込んでいく可能性は当然必要なのかなと思っていますので、その辺については、今後の課題になっていくのかなと思ってございます。
 以上です。

出典:江東区議会会議録