2021年(令和3年)6月24日 防災・まちづくり・交通対策特別委員会

◯さんのへあや委員
 簡潔に不明な点だけ1点お伺いさせてください。
 地域公共交通庁内検討委員会の中で、子育て世帯の声というのが反映されているかどうか、いわゆる交通弱者と言われる高齢者の方、障害者の方の声はもちろんなんですけれども、そういう点で検討が今後されるかどうか、もしくは今回のコミュニティバスに関しては、特に反映はしない方向なのか、お伺いさせてください。

◯交通対策課長
 陳情を検討していく中で声が多かったのが、やはり高齢化社会を迎えて、高齢者の移動の負担をどうするかということだったんですけれども、もちろん交通弱者という意味では、こどもを抱えた保護者の方々というのも含まれていると思うので、そういったことも念頭に入れて、議論していきたいと思います。
 以上です。

◯さんのへあや委員
 ありがとうございます。意見としてお伝えさせていただきたいんですが、例えば港区ですと、母子手帳を交付された妊産婦の方にはコミュニティバスの乗車券を配布されていると。具体的にどういう支援が必要になるかといいますと、ふだん、こどもが病気になったとき、けがをしてしまったときは、最寄りの小児科を利用すればいいんですけれども、健診の際に管轄の保健所まで移動しなければならないと。実際に私も東陽町に住んでいるんですけれども、3歳のこどもを連れて白河にある深川保健相談所まで移動するとなったときに、都バスが最寄りで1本ではそこまでたどりつけない、自転車に乗せても片道15分以上かかってしまう、選択肢としてやはりタクシーしかあり得なかったんですね。周りのお母さんたちを見ていると、やはりタクシーで通われている方も見受けられまして、健診の受診率の向上、ちょっと所管は離れてしまうんですけれども、そういった健診の受診率の向上ですとか、母子手帳交付の率の高まりというところも懸念すると、そういった交通対策で子育て世帯のお声を反映していただくというのは、コミュニティバス検討の中でも非常に参考になるかと思いますので、ぜひこういった世帯の声を入れていただけることを要望します。

◯さんのへあや委員
 現状の確認をさせてください。JR亀戸駅は、今年、令和3年3月1日をもって東口を終日無人化すると予定されていたんですけれども、現状、実際に無人化されているのかどうかお伺いさせてください。

◯交通対策課長
 無人化の対応になっております。

◯さんのへあや委員
 ありがとうございます。東口なんですけれども、車椅子の昇降機が1台設置されておりまして、車椅子の方がもし入ったとしても、無人化であっても、駅員の方を呼び出して昇降機を利用されると。ただ、ベビーカーの方などは、そういった昇降機は利用できませんので、多分具体的に駅の中で駅員さんを呼んで、持ち上げていただいたりとか、そういった対応を依頼しているかと思うんですけれども、そういったニーズが、JR亀戸駅の中でどれだけ呼び出しがあったかとか、どれだけ職員が出なきゃいけなかったとかというところも含めて、引き続き無人化に合わせてエレベーターを導入することのメリットを要望でお伝えいただければと思います。
 以上です。

◯委員長
 それでは、昨年度までの経過及び現在の状況も踏まえまして、本年度東京都へ要望書を提出するかどうかについて御協議を願います。

◯さんのへあや委員
 前年度の本委員会における都要望のところでも発言させていただいたんですけれども、引き続き防災対策という面では、東京都側に協力を仰いでいく場面が必要にあるのかなと感じております。特に一番懸念である水害対策におきまして、水害を起こさないという国土強靭化、河川の強靭化は国と一緒になって進める一方で、起きてしまった際の避難対応は、江東区と都が主体となって考えなければならない面と考えておりまして、特別区議長会でも協議されるべき事項かとは思うんですけれども、水害対策では江東区を含めた城東5区、一部の区の中で避難対応では求められておりまして、先日のマスコミの報道でもあったんですけれども、城東5区は、文京区内の大学に今避難先の場所を求めていると。ただ、実際に、では、人を避難で動かす、都内で動かすとなったときに、やはり公共交通機関の、都が管理する中の在り方ですとか、人の動きというのは、アンダーコントロールで行われるべきとも考えますので、都が把握する情報と照らし合わせてしっかり計画をつくっていく必要があると考えております。なので、状況を鑑みつつ、私は、防災対策に関する事項に関しては、引き続き検討していただくのがよいかなと思っております。
 以上です。

出典:江東区議会会議録