2020年(令和2年)06月17日 文教委員会

◯さんのへあや委員  
奨学資金貸付審査会でも同じ旨の質疑をしたのですけれども、お金の返済がなくて勧告も無視すると、最悪の場合、訴訟を提起しますという旨は、お金を貸し付けた時点で十分に説明がなされているかどうか。ホームページとか案内のプリントというのも、私、拝見したのですけれども、そういったところが触れられてなかったので、貸し付け時にそういった説明がなされているのか伺います。

◯庶務課長  
貸し付け時における説明でございますけれども、このような相談につきましては、事前に御本人、関係者の方が来庁して御相談に参ります。その段階で書類に書かれてないこともございますので、そういった意味できちんと対応しているところでございます。
以上でございます。

◯さんのへあや委員  
来庁された際に説明をしていると。10年間無利子で、学習意欲もあって、ただ、経済的困窮がある方にお金を貸し付けて、借金を負わせているわけですから、今後もそこの点を、最悪の場合、こういうケースも有り得ますよというところを十分に配慮して貸し付けを実施されるということを前提に、賛成をさせていただきます。
以上です。

<略>

◯委員長  
本件について、不明な点はございますか。

◯さんのへあや委員  
オリンピック・パラリンピックが1年後に延期されましたが、来年の林間学校・臨海学校の実施は今どのように方針が決定されているのか、また、決定されているのはどの機関で決定されているのか教えてください。

◯指導室長  
来年の動きにつきましては、まだ都のほうから、こどもの参加等も含めまして具体的な提示がございません。また、各学校につきましても、今、学校が再開したところでありますので、これから検討するということになっております。
以上です。

◯さんのへあや委員  
これから検討されるということですので、去年のように9月に突然、紙一枚で、高速バスが手配できないから林間学校が中止になるといった保護者に対して通知が、同じようなことがなされないように、十分協議していただくことを強く要望いたします。
また、その意思決定に関して、校長会と一緒に協議なされていると思うのですけれども、そもそも校長会は任意の会議体であって、議事録が残らないと。そこで一生懸命話し合いがされて、合理的な判断がなされているかというのが、全く保護者にもこどもたちにも分からない状態です。ここの決定がどういう結果であれ、必ずそのプロセスが見えるように、しっかりと御説明いただけるように強く要望いたします。
以上です。

<略>

◯さんのへあや委員  
先ほど教育長から各学校へのフォローをしっかり行っていくと、大変力強いお言葉を頂戴したのですけれども、現状、6月から導入されたスタディサプリ学習支援ソフト、この案内一つとっても、各学校でかなり対応が異なっております。
学校でこういった方針で授業を行っていくから、そのフォローとして使っていくとか、そういった説明をしっかりなされているところもあれば、ただただ登録してください、以上ですと。導入して終わりではなくて、その活用度ですとか、各学校でそれが活用されているかというところをしっかりアフターフォローしていただいて、今後、第2波・第3波が来ることが予想されておりますので、そのときに備えていただくように強く要望させていただきます。
以上です。

<略>

◯委員長  
本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。

◯さんのへあや委員  
地域学校協働本部事業について、この説明を受けて、学校の評議員と何が違うのだろうという認識を受けたのですけれども、これは役割的にはどういう分担になるのでしょうか。

◯地域教育課長  
学校評議員会は、学校の教育方針の説明や活動報告、学校評価の役割をつかさどるというところがございまして、こちらの地域学校協働本部というのは、それぞれ地域で活動されている方たちの、ある意味、形を今回コーディネーターと位置づけて、これは区の委嘱を伴うことになりますけれども、今後ますます活動しやすくなるような位置づけをはっきりさせるものでございまして、少し種類が違うのかなと思ってございます。
以上です。

◯さんのへあや委員  
地域と学校をまとめるコーディネーター的役割というところで、私、学校評議員自体もそういった役割があると認識していたのですけれども、そうではなかったということですか。

◯地域教育課長  
今回の地域学校協働本部ということで、各団体の活動ということになりますと、2ページに図を記載してございますけれども、これまであった学校支援地域本部を初め、ほかにも学校によって、おやじの会であるとか、ウィークエンドスクールで活発な活動をしているところ、あるいは町会とかPTA、それぞれ地域によって温度差はありますけれども、いろいろな活動をそれぞれされている。
学校評議員会というのは、学校の教育方針の説明であるということなので、地域の活動とは少し違う形になります。
ですので、このような地域のそれぞれの活動を、先ほど申し上げましたとおり、コーディネーターという形でしっかりと位置づけをしまして、より活動しやすくしていただくということです。イメージとしては、新たに地域学校協働本部を作るというよりは、現在ある組織、体制を生かしながら、再構築していくというイメージかと思ってございます。
以上です。

◯さんのへあや委員  
承知いたしました。これは連絡会など実施されると思うのですけれども、議事録などは残らないですよね。要は任意の会議体として存在するということですよね。

◯地域教育課長  
今のところ、任意の活動ということになりますけれども、ただ、この4月から移行したというところで、地域学校協働本部事業がそれぞれ今、コーディネーターを学校側に推薦していただくという段階にございます。ですので、先行してすぐに活動が活発に動く学校もあれば、当面、まだまだ少し時間がかかるかなと。この時間、例えば2年、3年なのか、5年なのかというところもありますので、その辺は長い目で支えていく、見てきていただきたいと思ってございますので、また議員各位にはお力添えいただければと思ってございます。
以上です。

◯委員長  
以上で本件を終了いたします。

質問数:8

出典:江東区議会会議録