2023年(令和5年)10月13日 文教委員会

◯さんのへあや委員  
 図書館の指定管理者の指定については、賛成の立場から1点お伺いさせていただきます。
 本議案のこの指定管理者を含めると、今、江東区内で3法人が図書館を指定管理者として管理されているということになるんですけれども、長期計画の中でも示されている各図書館の特徴を生かした特色あるサービスというところが、この指定管理者によってそれぞれ尽力されているというふうに認識しているところです。
 一方で、区民の方からたまに、指定管理者が違うからなのか、こっちの図書館では大丈夫だったけれども別の図書館ではこういうサービスが受けられませんでしたという、ちょっとお声をいただいておりまして、具体的な事例を一つ申し上げますと、プラスチックの図書カードが、共通のものがあると思うんですけれども、裏面に個人名とバーコードが記載されているものなんですが、こちらをしょっちゅうなくしてしまう、落としてしまうのが怖いので、バーコードの部分を携帯のカメラで撮影して、画面でバーコードを映したものを使って本の貸し借りを最寄りの図書館で行われていたという区民の方が、ちょっとたまたま遠い、たまたま指定管理者が異なる図書館だったんですけれども、同じような形で本を借りようとしたら、この形態は一切駄目ですよと、ちゃんと図書カードを持ってきてくださいねと言われてしまったということで、基本的に認められていないことで、現場判断で区民の方を思って運用されていたルールかもしれないんですけれども、こうしたとある図書館ではできたけれどもこっちではできないという、特にこの基礎的な運用ルールのところに関しては、何か運営管理会社をまたいで全館において共有されている場というのがあるのかどうか。そこで挙げられたこういう事例があったという区民の声を、じゃ、どうしたら全館で実現できるかというところに関しての話合いの場があるかどうかというのを、1点伺わせていただきます。

◯江東図書館長  
 指定管理者ごとでサービスがちょっと異なるところがあるというところでございます。そうした基本的には、江東区立図書館の統一的にすべきサービスについては、指定管理者、直営館関係なく全図書館で統一した取扱いをしているところでございます。
 また、そういった共有の場があるのかというところでございますけれども、定例的に各図書館の館長が集まって館長会を開催しているのと併せまして、あとは例えば、それぞれのサービスの担当者ごとに各館で集まって担当者会を実施するなど、共有しておりまして、例えば課題が生じた場合には、そういったところで情報を共有した上で検討しているという状況でございます。
 以上です。

◯さんのへあや委員  
 分かりました。ありがとうございます。せっかくデジタル技術に強い法人さんですとか、全体のレベル、サービス向上につながるようなぜひ提案を全館で共有いただいて、改善につなげていただけたらなと思います。
 以上です。

出典:江東区議会会議録