2023年(令和5年)6月23日 防災・まちづくり対策特別委員会

◯さんのへあや委員  
 1点、修正事項について確認させてください。
 第10章、避難者対策のところで、車中泊は原則として認めない旨が追加されています。これは東京都の計画の改定に伴ってこちらが追加されたのか、あるいは、江東区として何かしらの課題を感じて追加をされているのか、この背景についてお伺いさせてください。
 台風19号、2019年ですね、台風19号が江東区に到来した際には多くの方が、水害が想定される地域にお住まいの方は、近くの商業施設の立体駐車場に車で避難されたと。もう夜を明かす覚悟で避難されたという方が非常に多いということと、また、御自宅に医療的ケアが必要なお子さんがいらっしゃる場合は、そういった医療設備などをあらかじめ車に積んでおいて避難をするということを想定されている御家庭の方もいらっしゃいます。そうした方に対しては、こういった車中泊という扱いがどういうふうになるのか、お聞かせください。

◯防災課長  
 まず、この車中泊の記載ですけども、さんのへ委員指摘のとおり、東京都の計画に盛り込まれている記載を、江東区も倣ってという状況でございます。
 東京都では、車中泊をすることによって車両通行に支障が出るですとか、そもそも東京都の震災対策条例では、車での避難が禁止されているという状況。さらには、車中泊することによってエコノミークラス症候群、懸念がございます。そういうことで、原則として認めないという方針でございまして、一方で、またさんのへ委員おっしゃったようにメリットもあると思います、プライバシーの点ですとかということで。また、民間施設への避難だったら通行の妨げにならないかっていえば、そういう考えもあるかと思いますけども、その辺のもう少し具体化、区民の周知については、東京都とも連携をしながら丁寧に御説明していきたいと考えてございます。原則として認めないということは、基本的なことかなとは考えてはございます。
 以上です。

◯さんのへあや委員  
 1点、要望だけさせていただきます。
 防災カタログギフト配付事業なんですけれども、こちらの概要ですとか、相談窓口があるという御案内は、既に区報などで周知していただいているんですけれども、目の不自由な方から、本当にこの封筒ですとか、そのところに何も点字がついていないというふうに伺っておりまして、独居で目が不自由な方、こういったもの届いたときに、これがカタログギフトなのかというのがちょっと分からないまま、そのまま破棄してしまうということも考えられますので、ぜひ障害者支援課、ないしは障害者施策課と連携して、こうした方へのアフターフォローというところを、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。
 以上です。

出典:江東区議会会議録