2023年(令和5年)6月19日 文教委員会

◯さんのへあや委員  
 江東区として初めての給付型の奨学金の条例の制定ですね、こちらに賛成の立場で1点質疑させていただきます。
 やはり支給額なんですけれども、こちらの基準となったものは何か。例えば都内の自治体において、給付型の奨学金を条例制定しているところと比較して高くなっているのか低くなっているのか、そのあたりのことを教えてください。

◯庶務課長  
 支給額の設定でございますが、国が毎年調査をしておりまして、その中で高等学校にかかる費用の中で、先ほど申し上げましたとおり、公立高校のというところではございますが、その中での通学費、部活動費、その他行事費、あと家庭学習にかかる参考書等の経費、こういったものを賄える範囲という形で支給額の決定はさせていただいてございます。
 支給額につきましては、学資金については、割とほかの自治体よりは高めの設定になっているのかなと思ってございますので、基本的には公立、都立の学校であれば、十分な経費になっているというふうに認識をしてございます。
 以上でございます。

◯さんのへあや委員  
 現状についてお伺いします。2022年の8月時点で、江東区教育委員会として、校長会等を通じて各学校に、家庭学習のため情報端末は毎日家庭へ持ち帰ることを原則としていたところを、基本と変更して、詳しくは学校の指示を受けてくださいというふうな通知をなされています。この原則を基本としたことによって、各学校においてどのような端末の持ち帰りのルール運用がなされているのか、この実態把握について、もし状況を把握されているのであれば教えていただければと思います。

◯指導室長  
 持ち帰りを原則とするというところから基本としますが、各学校のその指示に従ってくださいというふうに変更しました。
 その後、ここにもありますように、月曜日と金曜日、特に低学年は学校に端末を置いて帰るであるとか、また、毎日使っている、活用している学校もありますから、その分、ほかの携行品の持ち帰りを工夫することであるとか、あとは、そもそも毎日充電のために持ち帰っている、そういった学校もありましたので、そういったことではなくて、家庭学習で活用することがない日には持ち帰りをしないでいい、そういったルールを設定している学校もございます。
 以上です。

◯さんのへあや委員  
 各学校におけるそのルール設定については、まだ運用がなされていない学校に対しての情報共有というのはなされているでしょうか。

◯指導室長  
 各学校の置き勉や端末の持ち帰りについての情報については、校長会でも共通理解していますし、また、校園長会でも、その都度、こちらからも工夫例とかについては紹介しているところです。
 以上です。

◯さんのへあや委員  
 今回初めて教科書展示会に私も現場、伺わせていただきまして、1点確認させていただきたいんですが、小学校教科書以外にも中学校ですとか、特別支援学級用の教科書というところも展示されていたんですが、この参加者アンケートは、特に小学校の採択に関わるものとして限定しているわけではなくて、全般的なアンケート内容だったかと思うんですけれども、万が一その展示の際に、中学校、ないしは今回、採択が行われない小学校以外のものに関してのアンケート結果がその中に記載された場合は、来年度にアンケートをそのまま持ち越して使用される、採択に関する資料として使用されるのか、もしくは今年度はこの小学校に関する図書の採択を行っているので、小学校の教科書以外のものに関するアンケートは、これはもう資料として採用されないのか、その点確認させてください。

◯指導室長  
 意見、アンケートの結果について、どのように反映されるかということですけども、今回、小学校及び義務教育学校前期課程の小学校の教科書の採択に関する意見を集約していますので、そちらについては今年度の採択に反映されるということです。
 中学校とか高校の教科書等については、現行の教科書を展示しておりますので、来年度以降にこの意見を反映させるということは今のところ考えておりません。
 以上です。

出典:江東区議会会議録