夏休み明け、9月に入った辺りから急に警視庁からの防犯メールが連日届く様になりました。

内容はいずれも「痴漢」「わいせつ」「声かけ」「不審者」というもので、主に女性や子どもが被害に遭っています。

このブログを執筆し始めた昨日9月10日(木)も、女性が帰宅途中に男に付き纏われるという事件が起きています。

これは私の憶測ですが、

■マスクを着用している人が珍しくなく、犯人にとっては顔を隠していても怪しまれず都合の良い状況ができている

■感染症対策により分散登校が推奨され、子どもが狙われやすい状況になっている

という新型コロナウイルス感染対策の副作用とも言うべき状況が発生しているのではと思います。

これだけ連日事件が発生している事は異常です。この異常事態を受け、私は急遽東京都庁にて警視庁との情報共有を行い、区民の皆さまにできる自衛について確認をして参りました。

大人・保護者ができる事

防犯情報によると、事件のほとんどは「駐車場」「公園」「路上」の3か所で発生しています。

ここで皆さまに意識して頂きたいのは「防犯カメラ」の存在についてです。

警視庁の方には、犯人検挙に至る重要な証拠となるのが「防犯カメラ(ドライブレコーダーを含む)」と「犯人の携帯GPS」と教えて頂きました。

つまり犯人は防犯カメラがついている場所を避けて犯行に走ります。

そして、私たちは普段の生活の中で「防犯カメラはここについているんだ」と意識する事ができます。

帰り道に防犯カメラが付いているかどうか是非確認して、防犯カメラが有る道を選んで通る様にしてください。

もしも付いていなければ、少しでも人通りの多い道を選んでください。

防犯カメラの意識まで難しい子どもには「寄り道せずに人が多い道や通学路を通って帰る様に」と伝えましょう。

区立小学校周辺の通学路には防犯カメラの設置が行われています。ですのでまずはなるべく学校指定の通学路を通る習慣を心がける様にしてください。

ただ、まだ防犯カメラの設置が少ないか、殆ど行われていない道や公園も有ります。(そういった危険な場所、狙われやすい場所については今後精査して参ります。)

皆様からの情報提供も大きく役立ちますので、危険な道や公園を見つけたら是非ともご連絡ください。

また、通学路にはピーポ君の「こども110番の家」が近くにある道も有ります。是非とも休日に子どもと通学路を散歩して、子どもと一緒に確認されてみてください。

また安全な道を歩いていても、「こいつはやりやすそうだ」と思われてしまっては犯人に狙われるリスクが高まります。

是非とも以下の「危険度を下げる」5点を意識してください。

①「スマホを見ながら」「音楽を聴きながら」のながら帰宅を絶対にしない

②両手がふさがった状態で歩かない

③毎日、同じ帰り道を使わない

④止めやすいからと、人目の無い駐輪場を使わない

⑤防犯ブザーを常に携帯する

子どもができる事

子どもも防犯のために出来る事が有ります。それが「いかのおすし」です。ぜひ実行しましょう!

学校では定期的に交通安全教室や防犯指導が行われているところもありますが、今年は新型コロナウイルスの影響で中々実施が難しい様です。

そこで防犯もリモート・オンラインを活用しましょう。

警視庁Webサイト「おやこでまなぼう!「いかのおすし」で毎日安全!

警視庁公式チャンネルYouTube「こわい!あぶない!そんなとき「いかのおすし」で毎日安全【いかのおすし編】

子どもの皆様、是非ともこちらを出来れば大人と一緒に確認する様にして下さい。

しかし、こういった事前の予習を行うことができても、人は不審者に遭遇したら100%驚いて足が竦みます。これは大人でも子どもでも関係ありません。

先ずは相手と距離を保ち、離れて、安全な場所まで逃げてください。そして110番通報しましょう。そうすると最寄りの交番から警察官が駆けつけてくれます。

男性警察には話し辛い場合は、遠慮なく通報時に「男性には話し辛いです。女性警察官をお願いします。」と伝えて女性警察官の派遣を求めて下さい。

犯人追跡はスピード勝負です。一刻も早く通報して犯人の姿を伝えていただければと思います。そうすれば自分の安全はもちろん、次の被害者を減らす事にもつながります。

私は議員として、パトロール強化の依頼と防犯カメラの設置依頼を進めて参ります

ツイッターでの発信の繰り返しとなりますが、万が一被害に遭われても絶対にご自身やお子さんを責めないで下さい。

悪いのは自己中心的で被害者の尊厳を一方的に踏みにじる行為を働いた犯罪者です。

もしも被害に遭われた方がご自分を責めてしまったり、被害に遭った子どもに対しての接し方が分からない場合は、遠慮なく当方にご相談下さい。

私が精一杯のケアをしたいと思います。

そして犯人を許しません。被害者のケアと犯人の処罰、私はどちらも徹底してこそ真の防犯対策と思っています。

大切な区民の皆さまの安全と安心をいつも第一に、これからも防犯対策を進めて参ります。

さんのへあや

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