2020年(令和2年)12月10日 防災・まちづくり・交通対策特別委員会
◯中村まさ子委員
この図を見て、2ページ目の海の森三丁目が黄色で塗られていて、住居系用途地域と書いてあるので、ここに何か住居の計画を進めるのかと思ったんです。今のやり取りの中で一・二丁目は住むのに適さないし、三丁目は公園にしますという答弁があったんですが、確認なんですが、住居系と書いてありますが、ここはいわゆる住宅のようなものは建てないという方向でいいんでしょうか。それを確認したいです。
◯都市計画課長
海の森公園の用途地域でございますけれども、用途地域というのは、基本的には大きく分けて住居系と商業系と工業系、この三つしかございません。公園をどれに当てはめるかというと、やはり住居系用途地域を当てはめるということが一般的に都市計画でなされてございまして、ほかの公園も全て住居系用途地域となってございますので、今回も用途地域に当てはめると住居系用途地域を当てはめるんですけど、公園という性格から、住宅を造るとか、そういうわけではないと認識しております。
以上でございます。
◯中村まさ子委員
分かりました。何か住宅を造るのかと思ったんです。二丁目には東京臨海エコクリーンとか、PCBの処理施設とか、不燃ごみ処理センターとか、人が住まないことを前提にした巨大な廃棄物施設が集中している場所ですので、その隣の三丁目に住居系とはどういうことだろうと思ったんですが、そうではないということが分かりましたので、交流拠点という御説明もありましたけれども、将来的にもそういう方向性はないということで了解いたしました。
◯さんのへあや委員
今、中村委員からも御質問あったんですけれども、当初お話を聞いていたときは海の森が、地盤がそこまで固められていない状態なので、住居には適さない土地だと認識していたんですけれども、これは何年かたつと地盤が固められていって人が住めるようになるのか、そういう場合はどれぐらい、何年かかるのかというのをもし分かれば教えていただけますか。
◯都市計画課長
何年たったら人が住めるかという状況でございますけれど、例えば今夢の島、新木場も含めて人が住めない状況になってございます。用途地域、あとは臨港地区というのがかかっているんですけども、そういう状況の中では人が住めない。夢の島は今住める状況になっているんですけれども、一般的にまだ埋立地につきましては安全が確認できるまでは人が住めないように様々な手法で住居系を規制していくというのが現状だと思います。
何年というのは、具体的な数字は今持ち合わせてございませんけれども、海の森につきましても、まず用途地域を入れたら住居系になるということと、それが何年後になるかというのは今のところ把握できていないところでございます。
以上でございます。
<略>
◯さんのへあや委員
2点あります。痛ましい事故が発生してからすぐに東京都視覚障害者団体の方と連絡を取りまして、具体的な要望される事項ですとか、そういったお話を伺ってきたんですけれども、当事者の方に私はお話を伺うまで実は知らなかったんですが、東京メトロのホームドアの可動柵、今開いている部分、あれが各鉄道会社それぞれホームドア設置しているんですけれども、東京メトロが一番幅が広いと、様々な車両編成に対応するためなんですけれども、そういった視点ですとか、当事者の方からの御意見ですとか、もっとこういう要望を江東区としても上げてほしいということを、お話を伺うとやはり様々ありますので、ぜひ江東区として意見を出すときに、当事者の方からの御意見というのを何かしらの形で入れてほしいというのが1点。
2点目が、今年9月7日から10月31日まで、交通事業者83社と障害者団体含め7団体が連携して、声かけサポート運動キャンペーンというのを東京メトロ含め鉄道会社で行われていたということを聞きました。
東京都の報告を見ると、このキャンペーンによってやはり警備員の方、職員の方による声かけ以外のところでも、鉄道を利用されている方、乗客の方が気づいて声をかけてくれる、そういったマナーアップの面で大変効果があったと東京都から確認しておりまして、江東区としてこの声かけサポート運動キャンペーンでどういった効果が得られたかどうかという、もし報告があればお伺いさせてください。
可能であれば、こういうキャンペーンを、例えば、ホームドア可動に至る前まで継続的に進めていくことが必要なのかなと思っております。なので、結果について認識している範囲で結構ですので、お願いいたします。
◯交通対策課長
本キャンペーンの効果、結果については、申し訳ございません、今把握していないところでございますが、私どもといたしましても当然ホームドアの設置というのは非常に効果があると認識しております。
しかしながら、やはり整備費用は数億円から十数億円かかる、あるいは駅やホームの構造上の問題などがあるためから、なかなかそのスピードアップを図るにしても難しい、そういったことは認識してございます。当然、障害者の当事者の方々もそれは認識されているようでございまして、いろいろな報道ですとか、あるいは話をされているところを聞くところによりますが、御自身もやはり注意しなきゃいけない、そういうのは周知していきたい。
また、当然駅の係員ですとか、警備員の方たちからの見守りというのも非常に大切なので、今後もお願いしたいということ、あと、このコロナ禍でなかなか声をかけづらい、一般の人が、そういう状況であるんですけども、見守りや、あるいは声かけ、そういったものは引き続きお願いしたいということもございますので、私どもとしても区の障害者施策課などと協力しながら、そういったハード面、あるいはソフト面の両面で対策が取れないか、取り組んでいけないかと考えているところでございます。
以上です。
質問数:2
出典:江東区議会会議録