2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まで1年を切りました。
イベント好きな一区民としては楽しみである反面、オリパラ推進委員としては未だ何も決まっていない懸念事項が多く、既に江東区として不利益を被っている現状もあり両手を挙げて喜べないのが本音です。
現状について簡潔にお伝えすると、オリパラ関連施設の工事の為人手不足となり区内の無電柱化に伴う歩道の整備(工事)が遅れている事や事業者から入札をされずに都道の整備が放置されている事など…
区議会議員として区民のより良い暮らしの為に働きかけると「オリンピック・パラリンピック関連で〜」という壁が立ちはだかる事が多々あります。
本来であれば開催まで一年を切ってこれから盛り上がっていく筈なのに、「このままで本当に大丈夫…?」と日に日に不安な事が増え、これではイカン!杞憂に終わらせる為に今やるべき事がある!と思い批判覚悟でブログ記事を書くことにしました。
懸念事項の1つとして、先ずは海の森水上競技場の屋根なし観客席があります。
6月16日時点でのFB上でのご報告では触れませんでしたが、予算不足の為こちらの競技場には屋根が半分ありません。
私が心配しているのが、屋根が無い席に幼い小学生達が座る事になるのではないのかという点です。
8月末に近くを調査で立ち寄った際に改めて座ってみましたが、曇りの日でも椅子が熱く感じられ、夏場の長時間の観戦は危険ではないかと感じています。
普通に座っていたつもりなのに、この表情の険しさが暑さを物語っている。
区立小学校はオリンピック、区立幼稚園はパラリンピックの観戦を其々予定しています。
理由として、オリンピック開催時期の方が気温が高いので熱中症リスクを考慮して幼稚園児は時期をずらしてパラリンピックの方にするのだそうです。
(リスクとしては幼稚園生小学生共に変わらないのでは・・・?)
そして、どんな競技をどこで観るかについては未確定。
こういった屋根のない席が売れ残り、組織委員会が都の教育委員会を通じて提供、オリンピック観戦を予定している児童達に割り振られるのではないかと懸念しております。
あと手すりも少ないので、身体に障害をお持ちの方の移動も難しそう…。
屋根がない側の観客席はオリパラ開催後は取り壊される為簡易的に作られているとの事です。
裏から見ると簡易さが分かります。
こんな事ばかりを書くと「まだ何も決まっていないから!」と怒られてしまいそうですが、区議としても母親としても心配なものは心配です。
私の杞憂に終わるよう、見張りたいと思います。
また、本日になってこんなニュースが流れてきました。
【暑さ対策に人工雪 東京五輪、テスト大会で降雪機導入へ】
https://www.asahi.com/articles/ASM946DFRM94UTIL03Y.html
朝から言葉を失いました…。
テスト大会は9月12日から開催されるもので、
オリンピックやパラリンピックの開催時期と異なり気温も異なります。外気温が高いと人工雪も直ぐに溶けてしまうのではないでしょうか。
経費削減(無駄を削減)した結果が更に無駄を呼んでしまう結果になるのではと、対応の粗末さを憂うばかりです。
他にも開催会場周辺での喫煙問題や、ラストマイル問題など個人的に懸念している事はできる限り調査をします。
個別のご相談も承りますので、何か懸念点がありましたらお声を寄せて頂ければ幸いです。
さんのへ あや