2022年(令和4年)10月6日 厚生委員会

◯さんのへあや委員  
 賛成の立場から、1点質問させていただきます。
 第1次審査の結果のところで、評価項目、福祉会館事業の運営の考え方と児童会館事業の運営の考え方、それぞれ合計で80点とあるんですけれども、こちらの内訳がお分かりでしたら教えていただきたいです。

◯こども家庭支援課長  
 それでは、運営の考え方についての項目について御説明いたします。
 今回、福祉会館と合同ということですので、それぞれ分けているところではございますが、それぞれ福祉会館の部分は福祉部のほうでやってございますが、児童館につきましては、児童館事業として発達段階に応じた考え方が明確に示されているかどうか、また、小学生向け事業がしっかりとしているかどうか。ほかにも中高生事業、一時預かり事業、児童館の運営方針など、こちら、児童館の運営方針にのっとったことがちゃんとなされているかどうかというような内容でしているところでございます。
 福祉会館のほうは、高齢者福祉施設の在り方ですとか健康増進事業、教養講座事業など、福祉会館にのっとったところで分けて項目を立てているところでございます。
 以上でございます。

◯さんのへあや委員  
 点数の割合もお願いいたします。

◯こども家庭支援課長  
 それでは、点数の割合としましても、結構細かくなってしまうところではございますが、基本的に児童館事業の運営のほうでお答えさせていただきますと、例えば児童館事業ですと10点満点、それから小学生向け事業は、こちら、それぞれ項目、例えば行事やクラブ活動が日常の遊びとバランスが取れているかということで5点ですとか、小学校高学年を対象としたプログラムがあるかで5点ですとか、そういった形で分かれておりますので、一つ一つ上げると細かくなってしまうんですけれども、大体中学生で10点、その他でも10点、一時預かりでも10点、運営方針で20点といった形で、その中でさらに細分して採点しているというところでございます。
 以上でございます。

◯さんのへあや委員  
 報告事項の中で、オミクロン株対応のワクチン接種における本区独自の取組の中で、今後、ワクチンバスによる巡回型臨時会場接種所を設けることは特に明記はされていなかったんですけれども、状況を鑑みて、今後、実施することは検討されているのでしょうか。

◯ワクチン接種管理担当課長  
 ワクチンバスといいますか、これから冬になるので、室内かなと考えております。実は、商業施設だとか区の施設とかに当たっていまして、12月を軸に、今、予定を調整しているところです。といいますのは、国のほうも年内に希望者全員、オミクロンのワクチンを打てるように整えなさいという形になっていますので、そのタイミングで御案内できればと考えています。まだ固まっていないところがあるので、決まり次第、御報告させていただきます。
 以上です。

◯さんのへあや委員  
 今年度、江東区内で熱中症により亡くなられた方の人数というのは把握されていますでしょうか。

◯保護第二課長  
 この夏のシーズンでお亡くなりになった方、受給者では171名でございますけれども、その中で熱中症の疑いがあった方、把握しているのは1名でございます。
 以上です。

◯さんのへあや委員  
 前回の委員会同様、本陳情を採択すべきという立場は変わりありません。
 要望なんですけれども、前回でもお話しさせていただいたとおり、失語症という言葉を知らないがゆえに、困っているんだけれども助けを求められないといった、潜在的にお困りの方という方がいらっしゃいますので、ぜひ派遣事業とともに、そもそも失語症というところの周知について、こうとう区報なり、ホームページなりで広くお示しいただいて、その上でこうした支援があるというところの事業についての御案内をしていただければと思います。
 要望して終わります。

◯さんのへあや委員  
 実務的な面での質問なんですけれども、現在、認可保育園で提供されている給食というのは、児童福祉法ですとか、厚労省のガイドラインに沿って管理、提供されているという認識です。
 私立園においては、規模によっては栄養士さんが配置されていない園というところもあるかと思うんですけれども、江東区として、保育園で提供されている給食の原材料の産地ですとか、そういったところの検査というのは、今、実施している実施要綱の中には入っているのでしょうか。

◯保育計画課長  
 各園に行っています指導検査の項目には産地についての確認というのはありません。あくまでも、園児に対して必要な栄養量の提供がされているかどうか、きちんとマニュアルに沿った衛生的な調理提供ができているかどうか、そういった視点での検査になっております。
 以上です。

◯さんのへあや委員  
 私も陳情者の方とお会いして、現地でお話を伺ってまいりました。江東区側の主張も、陳情者の方の主張も、よく理解しているつもりなんですけれども、少し難しいかと思うんですけれども、費用面で、仮設建設に関して考えたときに、果たして、今、米沢委員もおっしゃられたように、令和2年4月に芝を一部補植されていると。そのときにも、費用が約77万円かかっているというところで御教示いただいたんですけれども、果たしてここで、一から建てたほうが費用が抑えられるのか、もしくは、近隣の既に使われてないもみじ幼稚園ですとか、そういった既存の施設を利用して、かつ、プラスアルファで給食室ですとかそういったものを園内に建てる、園内の庭の部分に建てるとか、そういったところで考えたときに、どちらが費用面でも安く済むのかというところに関しては、江東区側にも御検討いただきたいと思っています。
 要望なんですけれども、既にこの公園ですとかほかの施設は使えない、なぜならばというところで、お示しはいただいているんですけれども、現実的に、そこでどれだけ費用がかかるのかというところも加えて、お調べいただきたいと要望させていただきます。

◯さんのへあや委員  
 障害者実態調査の実施について、3点伺わせていただきます。
 1点目が、調査対象に障害児本人とありますが、何歳からの障害児を予定しているのか。
 2点目が、江東区障害者実態調査業務委託に係る公募型プロポーザルに関する仕様書のほうを拝見させていただいたんですけれども、この中に、点字版の調査票を作成するというところがあります。こちらの点字版の紙の材質、ここは指定がなされているのかどうか、指定されていれば何を指定されているのか。
 3点目が、点字版及びデイジー版の調査報告書については、概要版のみの作成でよいとされていることについての理由を伺います。

◯障害者施策課長  
 まず、調査対象が何歳からということですけれども、こちらにつきましては、受給者証をお持ちのお子さんということで、ゼロ歳児からということで調査対象として抽出を行う予定でございます。
 続いて、点字版の調査票送付状等の作成につきましては、材質の指定は特にございませんで、点字用紙を添付、作成することということで仕様書上、指定しているところでございます。
 デイジー版につきましては概要版のみということで、前回と同様、概要版のみの作成ということで仕様書上、指定したところでございます。
 以上でございます。

◯さんのへあや委員  
 最後のデイジー版及び点字版のなぜ概要版のみなのかというところをもう一度お答えいただきたいのと、加えて、点字版の材質がないことによる弊害なんですけれども、過去に江東区は、給付金などの案内を、点字版を作成する際に材質を指定せずに、再生紙などを使用して、そこに点字を打って御案内を送付されて、結果として、点字が全て潰れている状態で、全く読めない状態でお手元に届いたと。
 江東区は、一からそれをまた作り直して発送したという、非常にお金がもったいないようなことにもなっておりますので、しっかり読める点字を事業者のほうには依頼をしていただいて、実際に作ったものが読めるのかどうか、しっかり規格に合ったものかどうかというところまで見ていただきたいなと、そこは強く要望させていただきます。
 答弁が漏れたところのみ、御回答お願いします。

◯障害者施策課長  
 デイジー版の作成、概要版のみということですけれども、いわゆる音声を吹き込むデイジーというものを作成するわけですけれども、概要版でなくて報告書全般、本書の報告書のデイジーを作成すると膨大な音声量になってしまうということで、概要版のみの作成としてございます。

◯さんのへあや委員  
 大変ありがたい事業で、子育て世帯から非常に感謝の声が届いております。
 前回、全額自己負担分が無料となった令和2年度のときは、10月からの接種がどうしても間に合わなくて、11月からの接種となったと記憶しております。10月に既に接種されてしまった方からもいろいろとお声はいただいたんですけれども、今回は今、10月1日から実施期間が始まったということで、非常によかったと思います。
 この実施期間を今回、10月からに間に合ったというところの経緯は、これは単純に東京都の補正予算のところが令和2年度よりも早く組まれたというところの違いだったのでしょうか、伺います。

◯保健予防課長  
 東京都から実施しますという通知自体はお盆過ぎに来まして、前回とほとんど変わらなかったんですが、前回、今、さんのへ委員が御指摘されたように、開始時期が10月1日に間に合わないということで、遅いですとか、あるいは周知が不十分ですとか、あるいは10月の制度開始前に打ったワクチンのほうのワクチン代を還付してほしいですとか、様々な御意見をいただいたところでございます。
 また、そういった御意見がかなり殺到したということもございましたので、今回は事務処理のプロセスの迅速化及び専用の問合せコールセンターを設置しまして対応の向上を図ったということで、実際には、10月1日時点には予診票の印刷等は間に合わなかったんですけども、印字されたものは間に合わなかったんですが、白紙の予診票を医療機関に配って、その間のつなぎとしまして、週明けには、印字された予診票が各御家庭には届く予定にはなっているんですが、10月1日から10月11日までの間は白紙の予診票で対応するという形を今回取らせていただいています。
 以上になります。

◯さんのへあや委員  
 新たに御報告いただいた不適正な請求があったということで、こちらの返還については、今後どのように行われる見込みでしょうか。

◯保育計画課長  
 グローバルキッズ社のほうからは、2園についてのこういった不正があったということで御報告を受けていますので、どういった形で調査を行ったのか、また、今後どうするのか、どうしてこういうことが起こったかという最終報告をまだ求めている状況です。それを踏まえて、江東区のほうでも検査を進めていき、最終的にはこの分については、返還を求めていくという流れになるかと思います。改めて、金額等確定しましたら、また委員会を通じて御報告させていただければと思います。
 以上です。

出典:江東区議会会議録