2020年(令和2年)12月4日 文教委員会
◯さんのへあや委員
児童がPCR検査を受けたときの学校側の対応について確認させていただきたいんですけれども、濃厚接触者である、なしにかかわらず児童がPCR検査を、スクリーニング検査も含めて受けた際は、必ず学校側に報告した上で、さらに受けた日から結果が出るまでの間、出席できないというふうになっているかと思います。
ちょっと保護者の方からも御意見をいただいたりしたんですけれども、どうしても学校には行きたいと。ただ、PCR検査を受けてしまうと、行けなくなってしまうと。だったら、その報告をする、しないというところを、どうしても迷ってしまう人が出てきてしまうのではないかというところで、学校側はそれでも必ず報告してくださいと言い続けるしかないのかなと思うんですけれども、これというのは一応教職員の方にも同じ対応をしているのかどうかというところと、いざ陽性反応が出てしまったときに保健所の初動が遅れてしまうからという理由で、PCR検査を受けた時点で学校出席停止という対応を取られているかと思うんですけれども、学校側の対応をもう一度確認させてください。
◯学務課長
児童・生徒または教員がPCR検査を受けることとなった場合は、学校に速やかに連絡の上、PCR検査の結果が出るまでは登校を控えていただくということは、教員も児童・生徒も同様の基準によっているものです。
これは今お尋ねの保健所の初動ということも当然ございますけれども、PCR検査を受けた以上は陽性になる可能性が決してゼロとは言えない。もちろん受ける理由はいろいろございますけれども、今お尋ねのスクリーニングであったり、本人の発熱、あるいは濃厚接触者に特定された、様々な事情がございますけれども、いずれも検査を受けた以上は陽性になる可能性がある。
それで登校していた場合には、学校に今度は濃厚接触者が生じるということになりますので、様々な御事情はおありかとは思うんですけれども、学校に御連絡の上、登校は控えていただくようガイドラインに定めまして、お願いをしているところでございます。
以上です。
◯委員長
本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長
御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。
<略>
◯さんのへあや委員
何点かお伺いします。不登校といじめの調査、それぞれ具体的に誰がどのような手法で行っているものなのか。不登校の理由の中に、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」というのがあるんですけれども、こちらの具体例を可能であれば教えてください。
次に、いじめが解消しているものの割合のところで、解消しているかどうかという判断は誰が行っているのか。担任なのか、それともスクールカウンセラーなのかという点を教えてください。
最後に、先ほどの教育推進プランにもあったんですけれども、保護者に対する調査で、江東区の教育に関する意識調査のところで、江東区がより充実していくべき教育に関する施策・取組の中で、いじめと不登校対策が37.5%という高い割合で要望があったんですけれども、先ほどのいじめの解消率の減少のところで、区教委としては3か月、例えばしっかりとその児童・生徒の様子を見ていくですとか、ワンストップの相談窓口を設置して対応していくというところで、一生懸命やっている中で37.5%という割合が出てしまったことに対する見解を伺います。
◯指導室長
まず1点目、誰がどのようにということでありますけれども、こちらにつきましては年度末、学校から上げていただくということになっております。その前の段階として、先ほど御説明したように、こどもたちには年3回のアンケート調査を行うということ、それから担任がこどもたちと関わっていた中で、年間を通してこれに該当するものはカウントしていくことになっています。
このような形で学校が年度末の段階で調査を上げていただき、教育委員会のほうでまとめていくということになっております。
それから、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」、不登校の理由という形になってきますので、いじめということが原因で学校へ行けなくなったというものではなく、こども同士の関わりの中で、何々ちゃんと会うのが嫌だとかそういうことも含めて、そういった関わりの中での友人関係に関する、トラブルといえばトラブルになるのかなと思います。そういった関わりに関するものを、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」ということで捉えさせていただいております。
それから、解消の判断ということになりますけれども、これは学校のいじめ対策委員会を開催する中で確認をしていくということになります。そこの判断をもってということになります。そこでしっかり確認をしながら進めていく。担任1人の判断によらないで進めていくということになっております。
それから、あとは解消率のところと、認識ということです。こういったものの改善について保護者が望んでいるということについては、教育委員会でもしっかりと受け止めていきたいというふうに思っております。ですので、いじめとかこういった対策については、こどもたちにとっては非常に重要な問題であると学校も教育委員会も思っておりますので、先ほどのように確実な認知、そして確実な解消というところまでつなげて、取組を深めてまいりたいと思っております。
以上です。
質問数:2
出典:江東区議会会議録