東京都北区における特定小型原動機付自転車の死亡事故を受けての声明

令和8年6月11日

このたび、東京都内において、特定小型原動機付自転車を利用中の方が亡くなられる交通事故が発生しました。亡くなられた方に心より哀悼の意を表しますとともに、ご遺族、関係者の皆様に深くお悔やみ申し上げます。

現時点で個別事故の原因について予断を持つものではなく、警察による捜査と関係機関による事実確認を尊重します。

本議連では、これまで特定小型原動機付自転車に関する事故件数の確認、それを踏まえた安全対策の議論、そして警視庁から事業者に対して出された要請への対応状況の検証に取り組んでまいりました。その中で、交通違反・事故件数の増加、夜間帯における飲酒事故率の高さ、警視庁要請(夜間貸出停止・ヘルメット貸与等)に対する事業者の対応に課題があることを以前から指摘してきたところです。今般、利用者ご自身が亡くなるという事態が生じたことを重く受け止め、これまでの安全対策の実効性を社会全体で冷静に検証していく必要があります。

特に、利用者への交通ルールの周知と教育、夜間・飲酒時の利用防止、ヘルメット着用を含む利用者保護、危険走行の抑止、事故・トラブル発生時の情報公開、ポート設置場所の安全性、歩行者の安全確保などについて、国、都道府県、自治体、警察、事業者が連携し、実効性のある対策を検討・実行していくことが重要です。警察当局から出されてきた要請については、その一層の実行と、事業者側の対応状況の検証が求められます。

新しい移動手段の利便性が安全性の検証を置き去りにして拡大されることがあってはならず、関係機関から示される事実関係や事故分析を踏まえ、必要な制度改善と安全対策について議論を深めてまいります。あわせて、国および東京都に対し、特定小型原動機付自転車に関する事故情報、違反状況、利用実態、安全対策の効果について、継続的な公表と検証を求めます。

亡くなられた方への哀悼を胸に、同様の事故を防ぐため、本議連としてこれまでの取り組みを踏まえ、冷静かつ実効的な議論を引き続き進めてまいります。

電動キックボード及びモペットの在り方を考える超党派議員連盟