はじめに
2023年1月、私は防災士の資格を取得しました。
防災士資格を取ろうと思ったのは、私自身が防災に対して不安を感じた事がきっかけでした。
江東区は土地の標高が低く、河川や海に囲まれた地形であるため、洪水や高潮といった水害リスクの発生が高いとされています。
こうした水害は、地震や火災等と比較すると事前に発生する事がある程度予測できるものであり、事前の行動・避難計画で被害を最小限にとどめる事ができるものです。
これまで江東区では洪水・高潮に関するブックレットや浸水ハザードマップ等の全個配布により、区民に対する注意喚起や危機管理を行なっています。
「防災まちづくり」に携わる委員としても、どうしたら区民が自らの命を守る事ができるか、安全に避難する事ができるかを協議して参りました。
それでも、「私は区民の皆さまをお守りする以前に、親として子ども達を守れるだろうか」「避難先では子どもの足でどれくらいかかるのだろう」「避難所でお年寄りや障害者への配慮はできているか」など、不安に感じる場面が多くありました。
福祉や子育てだけでなく、防災に関しても信頼できる身近な存在になりたい。
そう思い立ち、防災士の資格を取得する事を決意しました。
防災士資格所得に係る費用助成について
防災士資格は「民間資格」という位置付けになっており、2日間の研修受講と試験の合格が求められます。
取得に至るまでの費用は研修費を含めると6万2000円弱となっているため、費用面からも個人で受けるには中々ハードルが高いです。
因みに、研修内容は非常に充実していると感じましたので、価格以上の価値があるのではないかと個人的には感じます。
「防災士試験を受けてみたい」という方には、災害協力隊に所属すると防災士資格取得に係る費用助成を受ける事ができます。こちらも是非ご検討頂けますと幸いです。
災害協力隊とは…マンション管理組合や自治会単位で形成される自主防災組織の事です
※詳しくは「江東区防災士資格取得助成金交付要綱」をご参照下さい。
福祉を知る防災士として
2011年に発生した東日本大震災によって、私の防災に対する意識が一変しました。
特に衝撃的だったのは東日本大震災では障がいのある方の死亡率が4.3倍という事実を知った時です。
東日本大震災時は大学生として障害者福祉政策を学んでおりましたが、防災対策に関する視点が全くと言って良いほど抜けていたのです。
「災害のリスクは障がい問わず誰もにある筈なのに、防災の視点は常に健常者である事が前提だった」事に初めて気がつき、このままではいけないと焦りを感じ始めました。
その福祉視点からの防災に対する焦りや想いはずっと心に残っており、私は震災発生から8年後の2019年に議員となって初めての一般質問の場で「防災対策」について質疑を行いました。
⑴防災行動計画の常設化について
東日本大震災で亡くなった方の割合は、総人口比で0.8%、障害者手帳所持者比で3.5%となっていて、障がいのある方の死亡率は4.3倍でした。こういった事実を踏まえて、江東区では障害者・子ども・妊婦・高齢者の目線を組み込んだ事前の防災行動計画の常設化が必要。
また、外国人の避難誘導訓練も必要であり、必要な情報を事前に、端的に伝える事が何よりも重要。また、外国人を帰宅困難者役として参加させて欲しい。
江東区は共同住宅の6階以上に住む人の割合が40.9%と、千代田、中央、港に次いで4番目に多く、特に高層マンションが多いことから「マンション防災アドバイザーの派遣」等の制度化を必須とすべき。これと共に防災行動計画の常設化を求めるものだが、見解を伺います。
⑵避難所利用計画の策定について
災害時の避難所に指定されている全国の公立小中学校のうち全国の役半数が避難所としての利用計画を策定していないことが文科相の8月28日に発表した調査で判明しております。各地の教育委員会に通知を出し策定を進めていくとの事ですが、江東区内での現状は如何なものか。また、策定済みの学校の6割ほどが高齢者、障害者、授乳中の母親らに配慮したスペースをしっかり確保しているとの事。合わせて調査願いたい。
※それぞれの回答は過去ブログ(https://sannohe-aya.com/archive/984/)をご参照下さい。
その後も、4年間の任期中、3年間を防災まちづくり対策特別委員を務め「実現可能な防災計画の導入」について協議を続けて参りました。
おわりに
東日本大震災の発生直後、日本国民の防災意識はとても高まりましたが、それから12年が経過した現在、当時と同じように高い意識で防災に関する情報を取り入れ、対策をアップデートし続けている人は稀ではないでしょうか。
かく言う私自身も、子どもが生まれてから改めて子どもがいる家庭で必要な防災対策の重要性を知りました。
「避難行動要支援者」と呼ばれる人の中には、高齢者、障がい者、子ども、妊婦さんなどが想定されており、実は福祉のみならず子育ても非常に重要な視点になっています。
防災を取り巻く情報が日々更新されていることに加え、こうした避難行動要支援者に対する個別防災計画の策定を進めるためには、議員として防災に関する対応を学び続けなければなりません。
1人でも多くの区民を災害から守る為にも、常に新しい防災の知識を学び、福祉的視点を反映した防災対策を江東区に提言して参ります。
さんのへ あや
お疲れ様です
私は【新豊洲クルージングクラブ】と言う
不定期航路運航を営む、椿と申します
元海上自衛隊にも所属していました
昨年、深川署・保安庁・消防・海上警察・水陸両用バスと共に東電堀で官民合同訓練を行っています。
また東電堀防災桟橋では月に1回、地元の方達に防災桟橋の意味を知っていただける活動として、イベントを開催して2年以上経ちます。
昨年、一昨年と2回、防災桟橋を利用し、アクアスロン大会も実施しました。
【水害・防災に関して】
江東区、及び都内は古くから水の都でありながら
江戸時代には物資を運ぶ水路として活躍しましたが、現在では水辺を走る船は作業船か、屋形船と言う進歩でいったら超スローな進化しか遂げていません
江東区には600艇以上が収容できる夢の島マリーナがあるのに、殆どの都民、江東区民に知られてなく、行ったことが無い人が殆どです。
防災桟橋も沢山あり、多額の税金を投入しているにも関わらず多く殆どが利用すらされていません。
しかし、水辺にもマリーナにも実は大きな可能性が沢山あります。
この不景気の世の中に一筋の可能性があります。
実際に私達は神奈川県葉山町でも、漁師の街をマリンスポーツエリアに変え、沢山の人が水辺で遊ぶことにより【葉山ブランド】ができ、土地の価格までが変わりました。
只今夢の島マリーナ公募中で、最終審査発表待ちではありますが、現借り受け者は15年の運営実績で【夢の島マリーナ】を都民にアピールすることは出来ませんでしたが、私達が運営出来たら3年で変える事が出来ます。
管理業務のマリーナから、アミューズメントマリーナに変わり、沢山の人が水辺に住む豊かさを体感します。
それと同時に防災に感心を持ち、マリーナや防災桟橋が震災の拠点として活かされる事が出来ます。
私は阪神・淡路大震災の時に広島の呉教育隊にいました
東北の震災も含め、水辺の活性化は大きく防災に影響を与えることは間違いありません。
私達のスタッフには陸上自衛隊、ライフセイバーの若い精鋭もいます。
そして水辺の活性化をテーマに地上波9ちゃん東京MXでも大学生達を使い、特番を2回放送しています。マリーナ運営が出来たら月1回の放送から始まり、毎週の放送を目指し、体験型アミューズメントマリーナにしていきます。
携帯電話産業、車産業と同じ可能性が含まれているのがマリーナ産業です。
今までそうなれなかった理由も私達はわかっています。
こういう戦いをずっとしている者達が居ることも
知って頂けたらと思いメールさせて頂きました。
YouTubeでも、その活動の一部が観れます
https://youtube.com/@u_mi_zu_ki
椿様
この度は情報ご提供頂き有難うございます。
夢の島マリーナに関する公募について詳しくお話をお聞かせ頂きたいので、
私のホームページお問い合わせフォーム若しくはaya.sannohe@gmail.comまでご連絡いただけますでしょうか。
どうぞ宜しくお願いいたします。