2021年4月に開始されたGIGAスクール構想に伴い、Chromebookが配布された翌月から取り組んで参りました「子どもの荷物が重すぎる問題」について進展がありましたのでご報告させて頂きます。
参考:2021年5月2日付ブログ「小学生の荷物が重すぎる!子どもの健康を守る為にできること」
2022年8月17日、区内在住の保護者の方がお声を上げて下さり、置き勉だけではこの問題に対応しきれないこと、その為にChromebook自体の持ち帰り頻度を変える等の請願書を教育長に提出して参りました。
請願書に記載した要望内容は下記の通りです。
要望・請願事項
- 学校における端末の置き勉・充電を可能とし、端末の保管ルールの制定および場所を確保して下さい (鍵付きの充電機能付き保管庫等の設置、盗難が起きた場合の保険等)
- 端末を持ち帰る際の工夫について各学校に通達して下さい(荷物が多くなる月曜、金曜日に極力持たせない、色鉛筆の持ち帰り日も変更する等)
- 自宅PCからの仮想デスクトップを介したChromebookへのアクセスを可能として下さい
- 令和8年3月のリース契約終了に伴い、軽量の端末を選定する様配慮を求めます
- ランドセル以外の軽量な鞄での登下校を認めて下さい
江東区教育委員会からの回答
江東区教育委員会からの回答を要約すると、
■学校での端末保管は可能であるため、各学校でルールを定める様に周知する
■端末を毎日持ち帰る原則ルールを無くし、特に低学年においては数日に1度の持ち帰りとするよう工夫を周知する
■自宅PCからGoogleアカウントを通じてアクセス可能である
■リース契約終了後は端末の重量を考慮する
■ランドセル以外のリュック利用が可能である旨を周知する
という事です。
気になるのが「毎日持ち帰る原則をどうやって変えていく(周知していく)のか?」という点ですが、先日確認したところ早速通知内容が変わっていることに気がつきました。
分かり辛いですが、「毎日家庭へ持ち帰ることを原則としています」→「毎日家庭へ持ち帰ることを基本としていますが、詳しくは学校の指示を受けてください」に変わっていました。
これを受けて、特に小学校低学年の児童においては毎日ではなく数日に1度の持ち帰りとする様工夫する様に再度要望しました。
今後の動きについて
江東区教育委員会として「Chromebook持ち帰りルールは学校現場での判断である」方針に変更された事は大きな進展と考えています。
すでに「毎日ではなく○曜日にChromebookを持ち帰る」というルールを設けている小学校もあると聞き及んでおりますので、こうした事例を参考にできる様に、各学校での取り組みについて随時確認して参ります。(保護者の皆様も是非ご紹介下さい!)
本請願と同趣旨の陳情が文教委員会宛に提出されておりますので、具体的な進め方や通知内容については9月からの文教委員会で協議・報告されますので、こちらも併せて参考にして頂ければ幸いです。
引き続き取り組んで参りますので宜しくお願い致します。
さんのへ あや