はじめに
おかげさまで、毎月江東区で開催している「おしゃべり都政ミーティング」も、今月で第7回目を迎えることとなりました!

日時:2026年9月26日(土)14:00〜16:00
場所:かいとカフェ(江東区東陽4丁目8-6)
参加費:ドリンク等の注文をお願いいたします(お一人につき、一杯以上)
カフェの売上は就労支援B型「かいとカフェ」で働く方々の賃金につながります
開催形式について
- 途中入退室OK
- 車椅子・ベビーカーOK
- お一人あたりのお話の時間に制限を設ける場合があります
- 個別の相談、個人情報を含むご相談につきましては、さんのへあやHP内の「お問合せフォーム」またはメール(info@sannohe-aya.com)から常時受け付けております
第7回 おしゃべり都政ミーティングへの申し込みは下記Googleフォームよりお願い致します
https://forms.gle/4n2aJWMwyiVZNrvt7
江東区は外来生物の「玄関口」!?
第7回のテーマは「身近な脅威!?外来生物」です。
外来生物と聞くと、自然豊かなどこか遠い山や川の話のように感じるかもしれません。
しかしながら、東京港に面する江東区は、実は日本でも有数の"外来生物の玄関口"です。
私はこれまでSNSやブログで、その都度注意喚起を行ってきました。(以下は一例です)
ヒアリ 2017年に国内で初めて確認されたヒアリは、東京港青海ふ頭(江東区)でも2019年以降、毎年のように見つかっています。昨年9月には、働きアリ1万個体以上、卵・幼虫・サナギ8千個体以上という大規模なコロニーが確認され、今年に入ってからも6月(約200個体)、7月(約350個体)と確認が続いています。全国では2026年7月時点で20都道府県・計193事例にのぼります。幸い、区内の住宅地ではまだ発見されていません。
セアカゴケグモ 毒を持つクモで、江東区内でも平成26年以降、複数回の発見事例があります。排水溝のふたの裏、縁石の穴、自動販売機の裏など、私たちの生活圏のすぐそばに潜んでいます。
クビアカツヤカミキリ サクラやウメ、モモを内側から食い荒らし、枯らしてしまう特定外来生物です。昨年7月、私自身が都立辰巳の森緑道公園で成虫を見つけてしまい、以前から心配していた「江東区への侵入」が現実になりました。そして今年2月、同公園の桜並木は被害拡大により20本が伐採されることになり、テレビでも報道されました。都内の被害はすでに8区10市2町に広がっています。
ナガミヒナゲシ 春先に道端でよく見かける、オレンジ色のかわいらしい花。実は繁殖力が非常に強く、一株から大量の種子を落として在来の植物を押しのけてしまいます。茎や葉の汁でかぶれるおそれがあるため、素手で抜くのは禁物です。特定外来生物には指定されていないため、法律上の駆除義務はなく、対応は土地の所有者や住民の自主性に委ねられているのが現状です。
東京都の対応は
外来生物法により、ヒアリ・セアカゴケグモ・クビアカツヤカミキリは「特定外来生物」に指定され、生きたままの運搬や飼養は禁止されています。
一方で、実際に見つけて、駆除して、被害を受けた木を処分するのは、区市町村や土地の所有者、そして私たち住民です。
東京都は2025年9月、都内で対策が必要な外来種614種を評価した「東京都外来種対策リスト2025」と、「外来種対策行動の手引き」を初めて公表しました。
クビアカツヤカミキリは、生態系への被害が大きい「防除推進外来種」に位置付けられています。
また今年3月には「クビアカツヤカミキリ防除の手引」を改訂し、「何よりも早期発見・早期防除が不可欠」と呼びかけています。
しかし、方針やリストができたことと、現場で被害を止められることは別の話です。
私は今年2月のブログで、クビアカツヤカミキリ対策の行政課題を3つに整理しました。
①早期発見体制の構築:被害の兆候である「フラス(木くず)」が一般に知られておらず、気づいた時にはすでに周辺へ広がっている ②財政負担の問題:薬剤による継続的な駆除、伐採、植え替えと、費用は長期にわたる。誰がどこまで負担するのか ③都県境を越える拡散:一つの自治体で解決できる段階ではなく、国を含めた広域対策が不可欠
これはヒアリやセアカゴケグモにも共通する課題です。たとえば、ヒアリを見つけたら環境省の相談ダイヤル、セアカゴケグモは区の保健所、クビアカツヤカミキリは都環境局か区の環境保全課――と、通報先が種類ごとにバラバラで、区民にとって分かりやすいとは言えません。港湾(都港湾局)、環境(都環境局)、公園、道路、そして区と、所管も縦割りになりがちです。
令和8年度の都環境局の予算要求では「外来種の積極的防除の推進」に約1.9億円が計上されていますが、伊豆大島のキョン対策(約9億円)と比べても、都心部の身近な外来生物への対策が十分かどうかは、検証が必要だと感じています。
参加者の皆様と一緒に考えたい事
今回は、次のようなことを皆さんと一緒に考えたいと思っています。
- ご自宅やお散歩コースの近くで、「これって外来生物?」と思ったことはありますか?その時、どこに連絡すればよいか分かりましたか?
- 桜が伐採された後、植え替えの費用は誰が負担すべきでしょうか。「桜のない公園」を受け入れるのか、時間とお金をかけて再生するのか
- フラスの見つけ方やセアカゴケグモの潜みやすい場所など、区民が「早期発見の目」になるために、行政はどんな仕組みを用意すべきか
- ナガミヒナゲシのように法規制のない外来種に、地域としてどう向き合うか
当日は、実際の写真を使ったミニクイズも用意して、「見分け方」から一緒に学べる時間にしたいと思います。
外来生物は、行政だけでも、専門家だけでも止められません。
地域を守るために何が有効なのか、皆さんの実感やアイデアをぜひお聞かせください。
さんのへあや





